ミツカルを地方創生のツールに成長させたい。

ミツカルに登録や見学にお越しいただいた全ての皆様に感謝をいたします。
私はミツカルを運営している株式会社PAL FLAGsの代表を務めております宮川智慧と申します。

写真:株式会社PAL FLAGs代表取締役 宮川智慧

株式会社PAL FLAGsは2021年5月に設立を行ったばかりの新米会社です。
それと同時に私も新米社長としてスタートしたばかりです。

私は現在(2021年8月現在)大学4年生で、巷ではよく言われる学生起業をした一人です。

ただ、私は1年前まで全く、起業に興味もなく、起業と言うものが私の人生には無縁なものだと思っていました。
そんな一般的なごく普通の学生だった私が何故、起業をしてこのミツカルのサービスを立ち上げたのか?

これまでの経緯とミツカルに対する想いを皆様に少しお伝えをさせていただきたく、この記事を書かせていただくことになりました。

教師になる選択に疑問を感じた大学2年生の夏

私は地元熊本から長崎にある国立の大学に入学することになりました。

高校生までの私はこれと言って特別何か特化した能力や才能があった訳でもなく唯一、人よりも英語が好きで将来は英語の教師になりたいと思っていた女の子でした。

2018年の春、私は初めての県外での一人暮らしと大学生活に期待に胸を弾ませながら長崎に来ました。

そして高校生の時から大学に入学したら決めていた絶対にサッカー部のマネジャーになると言う小さな希望を叶える為に私は他の部活やサークルに目もくれずサッカー部に入りました。

最初の大学1年目は部活やバイト、授業に追われながらも友人たちと楽しく大学生活を送っていました。

そんな時にある疑問を感じるようになりました。

このまま、私は教師になっていいのか?

と言う不安にも近い、疑問を感じるようになっていました。

大学を出てすぐに教師になってしまうと学校という世界しか知らずに私は人生を終えてしまうのではないか?

社会の仕組みや人生で必要なことなど知らずに子供たちに英語のことしか教えることができない大人になってしまうのではないかと考えてしまったのです。

決して教師という仕事を否定している訳ではなく、もっと様々な経験や視野を広く持った人になって教師になる方がより子供たちに向き合えるのではないかと考えたのです。

就活イベントにスタッフとして参加したことがきっかけ

そんなモヤモヤした気持ちを持ちながらも私は日々の学生生活に追われていました。

そんな時に友人から「私がやっている学生団体が主催する就活イベントのスタッフとして参加しない?」と誘いを受け、興味本位で参加をすることにしました。

そのイベントは長崎の企業と長崎の学生を繋げる就職活動をサポートするイベントでした。

イベントの規模は企業13社で学生が約50名でしたが当日、学生のドタキャンが多数あり、人数調整の為にスタッフの私たちも学生として企業のブースをまわることになりました。

当時の私は教師になる道しか選択がなかったので正直、長崎の企業にも興味がなく、とりあえず企業のブースをまわればいいのだろうと思っていました。

しかし、数社の企業をまわって思ったことは、

「長崎にこんなに魅力的な仕事や企業があるんだ」という事でした。

学生にもっと地方にある中小企業にも一度、目を向けて知ってほしいと真剣に思いました。

中小企業の弱点である学生に向けたPRを企画したい

私は早速、就活イベント終了後にどうする事で中小企業に学生は興味や関心を持つのだろうと考えました。
私のようにイベントに参加して実際に企業の方から話を聞くことでその企業に興味を持つ学生もいると思います。

しかし、イベントに出るだけで学生が企業に興味を持つ保証もありません。

私は企業と学生が繋がるには3つのステップが必要だと思いました。

まずは興味と感心です。

興味の入口として、企業がこれまで行っていたPR方法を変えて、学生にPRを行う。

次にイベントやミツカルのようなツールを使い、学生と企業がリアルに繋がること。

その後、インターンや企業訪問に繋がり企業の魅力を学生に感じて頂き採用に繋がる。

当たり前の流れかもしれませんがPR方法をしっかりと企業ごとに組み立てて、魅力を伝えることができなければ意味がありません。

私は学生目線で企業ごとに違った魅力をどのようにPRができれば学生に響くのかと考えました。

実際に行った事例を紹介すると某自動車学校様のPRでは「自動車学校でドライブデートをしてみた」というPR記事を制作しました。

テレビ長崎様運営
未来ダイバー「バズプロ研究所」
自動車学校でドライブデートをしてみた
※クリックでご覧いただけます!

上記の記事の事例のように学生がこれ何?と気になるきっかけが重要なのです。そこから記事を読み会社の雰囲気や社員様の人柄(キャラ)などが伝わり、ホームページやイベントの閲覧や参加に繋がるのです。

私がこのミツカルで重要にしていることは企業と学生の出会いの場の提供です!

お見合いと一緒だと思います。相互のPRが上手く出来なければ次のステップには繋がらないと思います。

お見合いを例えにしましたが、私はお見合いの経験はありません・・・。

ただ、私はこのミツカルで学生と企業のより良い出会いの場を増やしていきながら最終的なカップリング(採用)に至ってほしいと願っています。そのお手伝いをさせていただきたいと思いました。

起業の選択とビジョン

これまでミツカルについて想いを書かせていただきましたが、序盤で話したように私は起業してミツカルを事業にしていこうと思っていませんでした。

実は起業する3ヶ月前まで自分も就活を行っていました。
そんな私が起業を選択した理由が2つあります。

就活中に面接の企業の方々からは

「これまでの宮川さんの取り組んできた内容は起業できるレベルですよ!」

と数社の方々から言われました。

私の中では学生団体が取り組むレベルなので、まさか起業できるレベルとは思ってもいませんでした。

そして、起業ができる内容と言われても、私が社長になれるなんて思いもしませんでした。

そんな時にこれまで一緒に活動をしてきた後輩や仲間たちから是非、起業してほしいと背中を押されました。

「智慧さんが社長だったら僕らも一緒に会社をやっていきます!」

と言われた時に覚悟と使命感が生まれました。

起業して会社を運営することが簡単な選択ではないことぐらいは想像の範囲でわかっていました。

しかし、このミツカルで採用やPRに課題を感じている企業様の力になりたいと本気で思ったし、「俺なんか」「私なんか」と自信をなくてしてたり、就活や人生に悩んでいる学生の手助けができるのであれば会社として責任を持って取り組みをしたいと思いました。

まだまだミツカルというサービスが誕生したばかりでご利用者の皆様にはご不便な思いやご迷惑をお掛けすることもあると思いますが皆様に必要とされるサービスに成長させたいと強く思っています。

また競合他社が多い成熟した市場で、新参者の私たちがどこまでやれるかわかりませんが、

その一つがミツカルTVです。先ほどもお話ししましたが

企業と学生の新たな魅力を発信する場所としてこのコンテンツが誕生しました!

より多くの企業と学生の方々にミツカルT Vの活用をしていただきたいと思っています。
そして1組でも多くの企業と学生がカップリング(マッチング)してほしいと願っております。

最後に。

現在、弊社の事業・活動内容に共感を頂いた業界関係なく多方面から様々なご依頼をいただくことが増えました。
非常に有難いことばかりです。

また長崎市より長崎創業プロジェクト事業にミツカルが認定させていただくことになりました。

これからも弊社が拠点としている長崎の若者人口流出問題にこの事業が少しでも課題解決に向けて役立てれるよう頑張っていきたいと思います。